おもしろい漫画を見たあとに「自分もこんな漫画を描いてみたい!」「人を感動させる漫画を描きたい!」とふつふつ情熱がわいてきたことはありませんか?
小さいころから漫画は大好きだったし、人より絵は上手な方だ。
・けれどどうやって漫画家になるんだろう?
・進路はどうしたら良いんだろう
・漫画の専門学校へ行くべき?
・独学でもデビューできるの?
という疑問がわいてこないでしょうか。
私は小さいころから漫画を描くのが大好きで、中学生のころから漫画家になることを夢見て、高校生でプロの漫画家を目指そうと進路を真剣に考えました。
この記事では進路と言う人生の分岐点の選択を後悔しないためにも漫画家になりたい高校生のためのプロセスを確認していきましょう。
漫画家になりたい高校生が進路を選ぶなら最短ルート!

結論から言うと高校2年生からでも独学で漫画家になれます。
ここで私の定義する独学とはゼロから基礎知識を自分で調べあげ、スキルアップも自身のみで上げていくということです。
自分の漫画を描いて評価を貰えればいいのですから、独学だろうと専門学校に通っていようとデビューして漫画になる過程は一緒です。独学は自分で一から学ばないといけません。
漫画の描き方を知るために、何が必要なのかをネットや参考書で時間をかけて調べて行く必要があります。
道具を用意して使い方も一からはじめていくため、長い時間をかけてしまうことになります。
最短で漫画家になりたいのであればやはりプロに教えて貰う、漫画の専門学校に行くのが最善です。
私も本格的に漫画を描くために必要な道具は、どこで購入したらいいのかわからなかったですし、どう描いていいかもわかりませんでした。
高校生から漫画家になるためには

高校生から漫画家になるためにはまずなにをすればよいのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
漫画を描いてみる
漫画は好きなイラストを描きなぐっていくだけでハイ完成!なんてことはありません。
綿密にストーリーを練り、読者が魅力を感じるキャラクターを動かし描くことで漫画は仕上がっていきます。
私の場合はあらかじめざっくりストーリーを考えてから、こんなキャラクターにこのセリフを言わせたい!じゃあこんな出来事も起こさせてみよう!というようにストーリーから入ってキャラクターを描き起こしていました。
どちらも適当な設定にして描き進めて行くと途中で手が止まってしまいますのできちんと設定を決めましょう。
漫画家を目指すならまず描きたいストーリーやキャラクターを考えて漫画を描いてみましょう。
漫画を見てもらおう
雑誌の編集者に自分の作品を目に留めてもらいデビューしないことにはな何もはじまりません。
いかに魅力ある作品を描けるかに掛かっています。
編集者に見てもらう方法は各雑誌の漫画賞応募や出版社へ持ち込みなどがあり、最近はSNSなどでアップした作品を見て出版社から声を掛けられるというケースもあります。
漫画家になりたい高校生に必要な資格はスキル!

漫画家になるための特別な資格やスキルは必要なのでしょうか?
漫画家に必要な資格やスキル
漫画家になるためにこの資格が絶対必要というものはありません。
・ストーリーの構成力
・ストーリーに合う画力
・体力や精神力
・あきらめないど根性
漫画を描くうえで構成力や画力と言うスキルは欠かせませんが、あきらめない根性は特に大切だと思います。
漫画家を目指す以上、これからたくさん自分の漫画の批評を受けることでしょう。
ダイレクトにグサッときついことを言われたりもします。
私が漫画を持ち込みに行った時に言われた内容は「で?この漫画はけっきょく何を言いたかったんですか?何も伝わってきません」でした。
面と向かって言われるとテンションが下がりましたが、実際批評通りなんですよね。
批評をばねにいつか認めさせてやる!くらいの根性でいきましょう。
近年はデジタル化も進んできていて、ツールを使いこなせる知識も必要です。
中でも、CLIP STUDIO PAINT (クリップスタジオペイント)というツールはプロ漫画家の方たちが多く使用しているツールで、使いこなせると作業時間の短縮やクオリティアップなどさまざまな面で役立ってくれるツールです。
デジタルツールは漫画を描くうえで助手のようなものなので、自分のスキルがいきなり上がるわけではありません。
スキルアップは自身で努力してレベルアップしてください。
漫画家には年齢制限がない!高校生からでも間に合う
漫画家に年齢制限はないです。
小学生でもおもしろい漫画を描いて認められたらデビューできますし、逆におじいちゃんおばあちゃんでも評価されると漫画家になるチャンスがあります。
数年前に60代の方が漫画新人賞を受賞したニュースがありました。
漫画家の仕事作業

漫画1巻を読むのにどのくらい時間をかけますか?1時間もあればじっくり読めますよね。
そして漫画を描く作業と言うのはどのくらいの作業時間が必要でしょうか?
・テーマを決める
・プロットを作成する
・キャラクターづくり
・ストーリーの流れ
・ネームを作り
・下書き
・ペン入れ
・トーン貼り
・修正
ざっと漫画を描く行程はこんなものです。プロットやストーリーを何日も練りこんで設定します。
1ページを2日掛けて完成させたりする時もあります。
漫画を描くにあたって何度も打ち合わせをし、細かい設定や作業を地道にこなしていかなければよい作品が完成しません。
ストーリーやキャラクターが完成したからといってすぐに描きはじめるわけではないのです。
人にもよりますが、私の場合は1ページに入るコマが多すぎてごちゃごちゃしてしまったり、枚数通りに終わらなかったりとネームに時間がかかる方でした。
何度も描きなおしては煮詰まって全く進まない日が続いたりして焦ったものです。漫画を描くために多くの時間がいるんですよね。
まとめ
漫画家になるには独学でも可能ですが、時間はかなり掛かります。
最短で漫画家を目指すのであれば、設備が整っていてプロから直接ノウハウを学べる漫画の専門学校へ進学した方が最善です。
自分の漫画をとにかく描いてみてください。漫画を描くということがどんな作業か実感してみてください。年齢制限もなければ、必要な資格もありません。
漫画家への道は険しい道のりです。それを乗り越えることが出来るのはあなたの漫画に対する熱い情熱、どんなことがあってもあきらめない根性です。
一歩踏み出して自分の夢を掴みとってください。すばらしい漫画が世に出るのを楽しみにしています!