漫画家の仕事内容

描きたい漫画のジャンル【読んでほしい読者層や年齢層は?】

吹き出しだけの漫画雑誌
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恋愛漫画が読みたくていざ購入した雑誌の中身を見てみると、仲間との友情物語ばかりだったなんてことがあると、読者の方は混乱してしまいます。

日本の漫画雑誌はたくさんあって、雑誌によって読者のターゲット層が違います。掲載している漫画のジャンルもコンセプトもある程度決まっています。少女漫画は恋愛物のジャンルが多いですし、少年漫画はファンタジーや冒険物のジャンルが多いです。

自分が描きたい漫画はどういったジャンルにあたるのか、読んでほしい読者層や年齢層はどこなのか。そもそもどんなジャンルの種類があるのかをきちんとわかった上で創作していくことは大事なので、ジャンルの種類を確認していきましょう。

自分が何を描きたいのか

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どの年齢層に向けたどんなジャンルの漫画を描いていきたいのか、考えたことはあるでしょうか。どんな読者層に伝えたいか考えてみましょう。

自分は恋愛漫画を描いてたはずなのに、いつのまにか友情漫画になっていたなんてことがあれば、読者に伝えたいことがあやふやで自分の中ではっきり決まっていないことが多いです。 

主人公に好きな人がいて、告白しようか迷っています。けれども、同じ人を好きなライバルの同級生がいて、なにかと邪魔をしてくるので、主人公は好きな人を自分に振り向かせるためにライバルの同級生と競い合います。その中でライバルの同級生と友情が芽生え、意気投合しました。最終的に好きな人が振り向いたのは主人公か、ライバルの同級生か?

このストーリーはライバルの同級生と好きな人を巡り、主人公とライバルの同級生との間に友情が芽生える物語を描くことができますし、好きな人に振り向いてもらうために競い合い努力した結果、主人公と好きな人が結ばれる過程を描くこともできます。

友情をテーマだとライバルとのやり取りがメインですし、恋愛だと好きな人とのやり取りの場面が多くなりますので、読者に何を伝えたいのかで話が全く変わってきますよね?

自分で何を描きたいのか、考えて決めておきましょう。

恋愛漫画

恋愛漫画は恋愛を中心として進む漫画のジャンルで、少女漫画に多いジャンルです。

恋愛漫画はヒーローやヒロインと最終的に結ばれるのが前提なので、読者が主人公と自分を重ねあわせて読むことが多く、その過程が重要になってきます。

どのようにして主人公と相手が結ばれていくのか、実は結ばれない?など、意外な展開を盛り入れて、読者をドキドキさせながら、ハッピーエンドに向けて主人公に行動をさせて、成長させていきましょう。

スポーツ漫画

スポーツ漫画はスポーツを中心として物語が進んでいきます。恋愛漫画とは違い、スポーツを通して主人公がどう成長していくのか、わくわくさせる展開が多いジャンルです。

バトル

バトル漫画は戦いが中心のジャンルで、主人公が様々なライバルと戦いながら成長していきます。

こちらのジャンルはどうやって主人公が強敵に向かっていくのか、ハラハラさせてくれるジャンルですね。

ファンタジー

ファンタジーは異世界といった空想世界や、魔法、多種族といった現実ではありえないものを題材にしているジャンルです。このジャンルは作者の創造した世界で物語が動いていくので、壮大かつ思いもよらない展開が待ち受けているので、目が離せません。

ミステリー・サスペンス

ミステリー・サスペンスは謎や犯人を推理していくジャンルです。フラグを立てて回収していきながら物語を進めていくため、綿密な設定を練る必要があります。

誰に向けて描きたいのか(読んでほしい年齢層)

自分の作品をどんな人に読んで欲しいのでしょうか?

小学生の男の子に読んでほしいのに、少女視点の恋愛漫画を描いてもあまりピンとこないですよね?年頃の女の子に読んでほしくて、恋愛漫画を描いたなら共感してくれる確率は一気にあがるように、漫画を描く前に読んでほしい年齢層を決めておくと良いでしょう。

主人公が少女視点なのか、少年視点なのかを考えるのも大切です。読者は主人公を自分とかさねやすく、主人公=自分として漫画を読む傾向があります。

ターゲット層が少女だと少女視点が多く、ターゲット層が少年であれば少年視点が多いのは、読者が感情移入しやすいためです。

もちろんターゲット層が少女、少年だからといって必ずターゲット層に合わせた視点にする必要もなく、この先どういう展開になるのだろうと読者の心を掴めれば、視点が動物だろうと植物だろうとよいのではないでしょうか。自分の力量にかかっています。

どの雑誌が自分の作風と合っているのか

雑誌には読んでほしい読者層が決められていることはわかりました。では自分が描きたい漫画の作風はどの雑誌に合っているのか考えていきましょう。

キラキラした少女漫画風の作風なのに、ゴリゴリの青年漫画雑誌に掲載されていたら浮いてしまいます。雑誌と作風が合っていないと漫画のクオリティとは別に審査で除外されるかもしれないので、避けるべきです。

絶対に応募したい雑誌があって作風が違うのなら、雑誌に合わせた作風で自分の漫画を描くものありでしょう。

定期的に読んでいる漫画雑誌はありますか?なぜその漫画雑誌を読んでいるのでしょうか。好きな先生の作品が連載されているからだったり、雑誌の作風がなんとなく気に入ってるからだったりするものです。

こんな雰囲気の漫画を描いてみたいと自分自身思っているからかもしれないので、雑誌に合わせた作品を描いてみるのもいいでしょう。

まとめ

自分が描いた漫画は年齢問わず、大勢の人に見てほしいものですが、漫画を描くときに読んでほしい読者層やジャンルを決めておくと、創作する側も何を伝えたいのか明確になって描きやすくなります。

読者も雑誌を購入する際はどういったジャンルが載っているのかわかりやすくなり、迷わず購入することができます。

自分の作風はどこの雑誌に向いているのかなど、前もって確認しておくのもよいでしょう。自分が描いた漫画をキラキラした顔で読んでくれる読者を想像しながら、ぜひ素敵な漫画を描いてください。

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